思わず視界に捉えた彼女に手を伸ばす。刹那びゅうと木枯らしが吹く。吹かれた葉に乗せられたようにそこにいたはずの彼女は消えていた。未だに僕は幻想に囚われてしまっているようだ。
1/18/2024, 8:29:20 AM