『真昼の夢。』
太陽が眩しい昼に、私は昼寝をした。
夢を見たんだ。
……
『此処に居たんですね』
『探したんですよ』
此処では私は、あるお偉い人らしい。
平安貴族みたいな服装をしていた気がする。
『?何かよう?』
『忘れたんですか?!』
『今日は町の様子を観察しに行くと、あれほど言ったじゃないですか!』
『ごめんなさい』
『もう!時間無いので早く生きますよ!』
―町―
ざわ ざわ
あの人かい? わしらの生活を苦しめているのは
ノコノコとよく来ましたね…
私たちを見下しているんだわ…
『…耳を傾けないでください…』
『私、何かあの人たちにしたのかしら?』
『平安貴族の私たちを好いてる人はあまりいませんよ』
町の人に近づく
『私たちの何が気に食わないのですか?』
『…すべてよ!』
『貴方たちが贅沢ばかりするせいで!
私達は貧しいのよ!!』
そうだ! そうだ!!
『――』
―『…っ!』
今日も途中で夢から覚めた。
あの後私は、何て言うのか。
いい結末になることを祈るしかない
『…最悪な夢ね…』
7/16/2025, 12:42:49 PM