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何も出来ずに一日が終わってまた始まる
人の寝静まる夜も明け方も 自分には大差がない
常に目が渇いている

瞬きのための瞼の一伏せが意識の途絶になる
一瞬で目醒める また数瞬で微睡む

自らに課しているわけでもなく続く
寝るのが惜しい かどうかはわからない

何も終えれず終わることを思うと耐えられない 身体は堪えていられない
悔い自体は当に無い それでも
生きている間は何かをしなければ
そう思って 結局手に付かない

いずれ周囲の人家の人の気配も消える
無音の世界がやってくる
暗い室内が灯りもなく 見渡せるようになる
それに気付く頃 静かに明けていた夜に気付く

静かな夜明け2025/02/06

絞られた瞳は開きづらい
張り付く瞼が瞬きのたびに剥がれる
涙が枯れたことはない
息だけをしている

2/6/2025, 11:40:46 AM