紅色猫

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<燃える葉>

パチ

木の燃える音。

特別理由があるわけではない。

したくなったからこうやって火遊びをしている。


風が吹く。

火が少し揺れる。

風に吹かれて火の中に落ち葉が入る。

その葉はゆっくりと消えていく。


それが妙に愉快で。

私は落ち葉を拾う。

一枚一枚丁寧にゆっくりと燃やしてゆく。


燃える葉よ。

貴方はなぜ落ちたのか。

そこにいる必要がなくなったのか。

そこにいたくなくなったのか。

なら、私が消してあげよう。

一つ一つ丁寧に。

貴方という存在を。



笑う。



「そっか。」




私は泣く。



[忘れてください/ヨルシカ]

10/6/2025, 1:25:03 PM