杉山ネズ美

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大好き/僕の小さな思いの話



大好きって言葉を聞いて、最初に思いついたのは自分の大好きなことです。

僕は絵が大好きです
描くのも、誰かが描いたものを見るのも。
辛く悲しそうな絵
やわらかくて楽しそうな絵
描き手の好きなものをぎゅっと詰めた幸せな絵

他にも色々な絵があるけれど、その全てに想いが、努力が、いろんなものがこもっているのでしょう。
そんな絵が、僕は大好きです。

けれど大人になるにつれて、僕は絵を描くことが大好きだと言いにくくなってしまいました。
なんだか良く見られない気がしてしまって。

学校の友達と大好きなことを話してる時
大好きなことを聞かれた時
大好きなことを書く時
小学生の頃は全部絵だって言えていたのに、書けていたのに、なんだか全部だめになってしまって。

それはきっと、周りの目が変わったのではなくて、僕の目が色んなところを見れるようになったからなのでしょう。色んな言葉を耳に入れることができるようになったからなのでしょう。

だから、僕の大好きなことを良くみる人は沢山居るんだって簡単なこと、分かっているんです。
分かってるんです。

でもやっぱり言いにくくて、一番好きなことについて書く国語の授業で僕は歌を聴くのが好きだって書こうとしました。
なのにいつから好きなのかとか、どんな気持ちになれるかとか、全然何も出てこなかったんです。
絵のことなら全部出てくるのに。

こんなの考えすぎな小さな思い込み。
そう分かっているのにやっぱりだめで、
それなら絵から離れれば良いんじゃないかと言うことも一瞬頭をよぎったけれど、
その間きっと僕は何をとっても僕は絵が大好きなんだなって実感するんだと思います。

いっぱい言葉が出てくるのもきっと、大好きな絵のことだからです。

初めに書いたけれど、僕が「大好き」で最初に思いついたのは何よりも先に絵のことでした。

僕は絵が大好きなので、描けなかったら死んでしまうし、この先離れられることなんてないんでしょう。

うーん、なんだか結局何が言いたかったのか、書きたかったのか忘れてしまったけれど、とりあえず

僕は絵が大好きです!

3/18/2025, 3:29:17 PM