題:真夏の女神
『……その後、眩しい貴方の笑顔を眺めながら、星屑フラペチーノを堪能しました。
……本当に眩しい……。 お題【眩しくて】』
「へ〜、ロゼッタさん、こんなにすごい小説書いてるんだ……」
ロゼッタさんの小説を読み終わって充足感に浸っていると、水飛沫が上がる音がした。
「ちょっ、やめてよピーチ!」
「やめないわよ〜、喰らいなさい、デイジー!」
「ひゃっ!」
ピーチさんとデイジーさんの水遊びを見て、俺は此処に来た理由を思い出した。
「ああ、そうだった。海に遊びに来たんだった。てっきりロゼッタさんの小説を読みに来たのかと……」
海に遊びに来たことを忘れるくらい、ロゼッタさんの小説がすごかったってこと……だよな。
来たからには遊ばないと損……だとは思うんだけど。
「せっかく来たんだから遊ぶべき……いや、でもな……そうだな……」
チコと楽しそうに話すロゼッタさんを眺めながら、考えた。
数分悩んだ末、遊ぶことを選んだ。
(ロゼッタさんの近く行きたいし……)
今、とてつもなく変態なこと考えてた気がする……。
(靴脱ぐだけでいっか)
「あ、リンクさん!」
ロゼッタさんが笑顔で手を振ってくれる。
(本当はロゼッタさんに会いたくて来たんだけどね)
そんな事は口には出さず、待っているロゼッタさんの元へ走った。
お題『8月、君に会いたくて』
8/2/2025, 6:28:35 AM