兎と亀

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ぬるい炭酸と無口な君


『好きっ!』


私の中で炭酸が弾けて
溢れ返ったように
大声で君に想いをぶちまけた

でも君は反応をしてくれなかった
ずっと目を合わせるばかり
戸惑いもなくずっと見つめてくる

静かにぬるくなり炭酸も無くなってきた頃に

『俺も…』

と小さく呟いた

二人の心の炭酸はまたシュワシュワと強くなった

8/4/2025, 12:12:35 PM