“ River〃 ”

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〝 小説 〟という言葉の背中には〝 傷説 〟という言葉がほんのりと … というか見え難く敢えてしてる … 小説とはそういうもので抑もあるような気が私にはしていてそして確信し決めている。

 バイオリンをはじめとする弦楽器(※ここでのこの場合弓で引く)は、私は … 心の傷 … 所謂、傷 … 要は傷 … に敢えて摩擦が発する所謂本来ならば 〝 痛み 〟が生まれる所作が熟練する事でよく知られるあの美しい音色を奏でられるのだと私は確信している。そうした方向性で考え想う時、ならばギターはその傷を〝 叩く 〟或は〝 打撃 〟するという行為であろう。ではバイオリンの〝 引く 〟そしてギターの〝 叩く 〟に相対する左手の指 … 指先というものは …〝 場所 〟や〝 時間 〟ではないだろうか … … … 。何が起きて、何をどんなふうに悲しかったのか、悔しかったのか、虚しくなったのか … ではなく〝 時と位置 〟なのであろうと私は考える。そして、そうして奏でられた音色で組み立てた曲調がその曲が描くシーンの心音であり呼吸の速さ、息づかいを表すのであろうと思う。
 ギターのフレット(※fret:金属や木で作られた指板上の突起) … 直訳すると不安、苦悩、苛立ち、焦燥とある。
 そしてバイオリンにはフレットは無い。(*AI概要:バイオリンにはギターのような物理的な「フレット」がありません。代わりに、指で弦を押さえる「目に見えないフレット」があり、弦を押さえる位置によって自然と正確な音程が得られる仕組みになっています。これは、指で弦の振動する「ツボ」を捉え、耳と指の感覚で正確な音程を出す訓練が必要です。初心者は、指を置くべき位置に目印テープを貼って練習を始めると、音程がずれるのを防ぎ、スムーズに練習を進めることができます。)

 ギターとバイオリンに於けるこゝろの傷との関わり方 … 触れ方、受け止め方 … 癒し方その治癒への道程のありようの微小な違いとでも謂えるかも知れないがこういうの … なかなか面白いものである。

9/25/2025, 1:39:33 AM