夢と現実
僕は人を殺した。
暗い街の中に、そいつは僕の前に倒れてた。
暗くてよく見えないんだが、確かにそこにいた。
いた。
じっと立ったままこれからどうしたらいいのかなって考えてた間、そいつはただそこで待ってた。
そこに……
夜に溶けてるように輪郭が朧げになってく気がした。
そして……
僕はなにも考えずに前に歩き出した。
歩いて歩いて、気づいたら家の前にいた。
ドアを開いた……
なにも変わらず存在した。
ライトをつけると、電球は記憶と同じくチカチカしてた。
日常に戻ったね。
やっぱ夢だった。
12/5/2024, 4:25:43 AM