郡司

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心の灯火

消えることのないもの。忘れていても消えない。思い出して驚く、その磐石のような確かさ。心の最奥にある灯火はいつもそうだ。

灯火は伝播してゆく。誰かのなかの灯火が明るく強くなるとき、周りにいる人のなかの灯火も明るく強くなる力を得る。

自分自身が灯火だと自覚している人はどれだけ在ろうか? 誰が何と言おうと考えようと、あなたが自覚していようがいまいが、あなたは灯火なのだよ。いのちは皆、それぞれがユニークな灯火なのだから。

人間の社会システムは言う。「お前の代わりはいくらでも居る」などと。「こちらの都合に合わなければお前はいらない」などと。まさに世迷い言だ。そんな考えを表明する集まりとは距離を置いて、あるいは縁を切って、歪みの少ない場所を求めるのが良い。

歪みのない灯火、どんなだろう?
歪みの強い灯火、どんなだろう?

どんな姿でも、温度はある。

9/3/2024, 6:28:18 AM