圭昭

Open App

それでいい

二人の間を冷たい風が通り抜けた。
君は僕を見て涙を流していた。
僕は君を泣き止ませる方法を知らなかった。
もしも、僕が魔法を使えたなら、君が二度と悲しまない魔法をかけるはずさ。
君は僕と会えなくていい。
きっとまた悲しくなってしまうから。
君の涙はもう見たくはない。
僕に背中を向けて駅へ歩き出してくれればいい。
僕が死ぬまで独りで悲しくても大丈夫だから心配しないで。
僕は次に君を見かけたときに君が笑っていればそれでいい。

4/5/2026, 10:02:56 AM