ふとした瞬間君はそこに居た
物心ついたというべきだろうか
記憶を辿ると必ず君がそこに居る
苦楽を共にし
私が楽しいと思う事は君も楽しい
君も楽しいと思う事は私も楽しい
まさに以心伝心
これ以上の親友は居ないと思う
君を友達に紹介したい
しかし君は私の友達を前にすると姿を隠してしまう
友達には親友が居ると言っても信じてはくれない
親友の話をするにつれ私は孤独になって行く
だがそれでも構わない
私には君が居るのだから
そう思いいつもの場所で語りかける
隠れてないで出ておいで
今日からは君だけが私の親友だ
帰ってくるのは静寂だけ
私は孤独にさらされる
その孤独を知った時
親友と思っていた君の存在が消える
記憶を辿っても君に辿り着けない
「君」という名前だけ残して私は取り残される
全てはふとした瞬間に
4/27/2025, 12:47:43 PM