あいまいな空
空は元々曖昧な気がする。
明確な区切りもなく、国によって異なることもない。 高さでは名前が付けられているが、それは人間が勝手に付けたものだから。
自分の頭上からずっとどこまでも続いていて、色もグラデーションで美しい。
そこに浮かぶ雲だって、いたりいなかったりするものの、常に形を変えていて一つとして同じものはない。
そう考えると、空にあるものはどれも曖昧ではなかろうか。
時間経過で太陽の位置、空の色、雲の形、空気の匂いまで異なる。
曖昧とは違うが、空を眺めているだけで諸行無常を感じる。昔の人も、同じような事を感じていたのだろうか。
そうだとすると、空間どころか時空も超える世界になりそうだ。
6/15/2024, 12:15:04 PM