優しくしないで
優しさは時に自分自身さえも傷つける。
優しさの種類は多くある。見て見ぬふりも優しさだと思う人、発言することで相手に気づかせてあげる不器用ながらの優しさもある。それらは全て自分の中での最大限の優しさで相手と接し会話を通じて仲を深めてきたのだろう。
海外の方から見ても日本人は律儀であり優しすぎると
評判がいい一方で悪につけ込まれやすい、優しさの過剰売りだと捉える方もいた。
ある人から「貴方の無意識な優しさは私の感情を強く揺さぶる。好意がないなら優しくしないで」
と言われたことがある。
人から嫌われるのを恐れて八方美人と言われた私の心にこの言葉は深く刺さって抜けなかった。
人は誰しも嫌われたくは無いが、自分が好きでもない人にも好意を持ってほしくない。
人間とは実に欲深く、わがままだが1周回ると案外
そうでも無いかもしれない。
素直な人になりたい。でも嫌われたくもない。
その感情は間違ってはないが、時として人を傷つける
ことには変わりない。
自分が思う優しさと世間が求める優しさにズレはあるが少しづつでも歩み寄れたらいい。
ずる賢く、誠実に生きていきたいと心から思う。
2/3/2025, 11:01:05 PM