komaikaya

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 わたしがお年玉をはたいて買ってきたモノを見ると、お母さんは「悪い予感しかしないわね」と言って、ため息をついた。わたしはそれで、ちょっと泣きそうになってしまったんだ。

 最初に、店先で目が合って──って、これにはもちろん目なんて付いてないんだけど。
 気がついたらわたしの目の前にはこれがあって、わたしは無意識に手を伸ばしていて、触れた瞬間、指先にピリッと電気が走ったような感覚がして、だから。

 これはきっと、わたしの運命なんだ。
 だって、ワクワクする──きっと面白くて楽しいことが、これを手に入れた、これからのわたしを待っているんだ、って。
 わたしには、そう思えたのに──。



 うーん、なるほどー。
 このお母さん……オトナって、変化を嫌うトコあるよなぁ。この何事もない日常がつつがなく続いてくれればそれでヨシ! それがいちばん! みたいな。
 そして若かりし頃のお母さんはかつて、自分の予感に従って、失望したことがあったりなかったりするのかもしれない……なーんて。
 日常を壊されそうに思っちゃうお母さんの不安は、わからなくもない。でも、だからって、ヒトが抱いたステキな予感や未来を否定する権利なんか、実の親にも、誰にもないんだからね! 頑張れ、『わたし』チャン!


 ──さてさて。
 次の作品の『予感』は、ポジティブ?
 それとも、ネガティヴ?

10/21/2025, 3:06:28 PM