空を飛ぶことができず、海に暮らすことができない人間は陸に住むことにした。
それでも憧れは止められず、飛ぼうとしたり、潜ろうとしたりと、人間が使える道具での挑戦を続けた。
それでも結局、個人で飛ぶ能力は持ち合わせず、海に潜ることもなかった。
結局、空にも海にも、人は誰も住んでいないからだ。
誰もいないところに、望んで行きたがる人は稀で
憧れが孤独に勝ることはなかった。
孤独を恐れた人間の進化は決まったところまでしかいかないのだろう。
それでも人は言う。
飛べ。未来へ飛躍しろ。と。
7/19/2025, 1:31:45 PM