Sugar Lips

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幼い頃に憧れた紅茶の香り
華やかさとは違う深い色と
上品で穏やかな香り
素敵な大人になったら
楽しめるのだと思っていた

けれど…貴女を知ったあの日から
ただならぬ午後に楽しむ紅茶は
とても渋くて…いつまても香りが
口の中に残っているような気がした

でも…それが紅茶の香りではなく
貴女との交わりの余韻だと気付いた

甘美で毒を帯びたような貴女の香り
紅茶の緋色に溶け込んで僕を侵食する

10/27/2023, 12:37:48 PM