逆光。
それは記念写真の敵。
それは皆の顔を隠すから。
それは私達の表情を隠すから。
しかしそれは私の心の底の思いを隠してくれない。
だから、自分で隠すしかない。
誰かに頼るという選択肢は無い。
それがほとんど無意味なことを知っているから。
それはハイリスクなくせにリターンが少ないから。
だから、一人で隠す。
だから、一人で過ごす。
誰かに話して共感を得ることはできない。
それは私がここまでの人生を放棄することと同義だから。
放棄は批判の対象だから。
だから、自衛する。
_____いつまで続ければいいのだろう。
私の姿も声も記憶も痕跡も過去も未来も今も。
文字通り私の全てを影に隠して、あわよくばそのまま闇に溶かしてしまえたなら。
写真の中の私は、その思いを隠せていただろうか。
もし答えが否であるなら…きっとそれは逆光のせい。
そういうことにしておこう。
1/24/2023, 5:35:47 PM