今日のテーマは『輝き』ということで。
『輝き』とは何かを考えてみると、物理的な輝きを除けば、成功や功績などを指す言葉が多いように思います。身近な順風満帆そうに見える人を思い浮かべると「あぁ、あの人は輝いているな」なんて思うのではないでしょうか。
ただ、私は人間らしいと思える瞬間に『輝き』があると思っていて。例えば「非合理的な選択であっても意志を貫くとき」とか。人間の力強さのようなものを感じ、すごく輝いて見えます。
ポジティブなことに限らず、人間の弱さのような部分にも『輝き』を感じることがあり、どちらかといえばこっちの方が見る機会が多いです。例えば「何かに葛藤する様」「何か悩む様」なんかは人間らしくて私は好きです。葛藤や悩んでいる本人からしたら何を悠長なことを思っているのだと思われてしまうかもしれませんが。
葛藤できる、悩めることができる、というのは意志がある証拠ですから。人間の意志のようなものが垣間見える瞬間というのは『輝き』を感じます。
現実世界の人に限らず、漫画のキャラクターにも同様のことを思います。HELLSINGという漫画の少佐というキャラクターが「人間は魂の、心の、意志の生き物だ」というセリフを言う場面がありまして。
ネタバレになってしまうのですが、彼は人間ではないけれど、意志を持っているので「私は人間だ」「私は私だ」と力強く言い放ちます。彼が人間かどうかはさておき、私は少佐にも『輝き』を感じました。
他にも「あかね噺」のこぐまというキャラクターや、「その着せ替え人形は恋をする」の五条くんなど、自分の弱さを認めて受け入れ、それでも足掻く姿なんかに『輝き』を感じます。興味がある方はぜひ。
さて、これまでは意志が垣間見える瞬間に人間らしさと『輝き』を感じることを書いてきましたが、人間らしさに限って言えば「意志が感じられない」「意志がぶれる」のもまた人間らしさだと思っていて。
みんながみんな高尚には生きられない、自分の弱さを認めて受け入れられない、意志を貫くほどの意志がない、なんとなく惰性で生きてしまう、これもまた人間らしさであり、否定すべきものでもないのかな、と感じています。
良いこと悪いこと含めて、人間らしく生きていることを肯定する視点が持てると、ちょっと生きやすくなのかな、なんて。そんな風に思います。
はい、通話しながらダラダラ書いていたので、多分1時間ちょっとぐらいで書いたと思います。
今日のテーマはこのあたりで。
2/17/2025, 1:28:09 PM