『鳥かご』
私の今までの人生は鳥かごのように窮屈だった。
家族とは仲の良い方で、みんなで出掛けたり楽しかった。でも私の母親は感情の起伏が激しく、心配性で過保護。それは私にとってストレスで窮屈でしかなかった。
いつも通る道にある一件の店。その店の大きな窓際に鳥かごが一つぶら下がっている。
私はいつもそこを通ると思う。窮屈ではないのだろうか。自分の思い通りにはならず、いつも人に左右されてばっかり。でも鳥にとっては窮屈ではないのだろうと私は思う。鳥にとってはそれが普通の世界だからだ。きっと小さい頃からそこで育ってきた鳥にとって鳥かごこ中は窮屈ではないのだろう。
私達は人と比べるから、人と劣っていると思うから、窮屈だと感じるのではないか。私も世間を知らずもっと気軽に生きたかった。。
7/25/2024, 2:55:00 PM