きのこたけのこ

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好きな俳優声優だったり漫画家だったり小説家、ゲーム実況者にファンレターを書こう書こうと思うだけでなかなか実行できないでいる。送れる機会があるうちに送りたい。小学生くらいの頃、好きな漫画家にファンレターを送ったことがあった。ある先生はファンレターの返信はがきだけでなく年賀状を、
またある先生もはがきを。可愛げのない小学生が書いた文章を読んで、お忙しい中返事をしてくれた。嬉しかった。やっぱり届くまでには時間がかかって、それでも返事があることが嬉しかった。読んでくれたのだと。
特に記憶に残ってるのは二通。ひとつはすごく丁寧な手書きのお手紙だった。シーリングスタンプ付きの手紙なんて初めてで内容もすべてが嬉しくて私は内心浮かれに浮かれた。最近この先生をXで見つけ、私が手紙を書いた漫画ではなかったけれどまだ描いてくれているのが嬉しかった。
もうひとつは私が初めて自分で集めた漫画の先生からのはがきだった。小学生のときに出会い、その間は少しずつ発行されている巻を買った。新刊が出る度に買い足し、2、3km先にある本屋までチャリを走らせた。小学生だった頃に送った手紙の返事は中学生になってからきた。4年くらいは経っていたかもしれない。部活帰りの私はそのはがきの存在を知りすべての疲れがふっとんだ。新刊を集めるルーティンは高校生まで続き、最終回を迎えた。リアルタイムで好きな漫画の終わりを見届けるのは悲しくて幸せだった。私が大好きになった漫画でとっくに連載が終了しているものもあったから。
それらの手紙はどれも私の宝物だ。

当然だが、ファンレターの返事はこないことが多い。読んでもらっているだけで送り先の人の時間を割いてもらっているのである。それでもう充分だ。返ってくるのが当たり前など絶対思ってはいけない。
そこを前提として、やっぱり思いがけない返事はこの上なく嬉しく、ありがたいものだ。

私は普段誰かのかいた文や漫画、もしくは演技、それ以外の発信された内容に心動かされている。元気をもらっている。最近は書けていないけどその人への気持ちを届けるようにしたい。

1/30/2024, 12:44:33 PM