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ただ君だけ 記憶の海 です


ただ君だけ

こんなにも、なくしたくない大きな存在ができるとは、思っていなかった。
「こんにちは」
君との出会いは友人の紹介。運命的な…などではなく、ごく普通の出会いだった。それでも
「オマエに紹介したい子がいるんだ」
と、友人が言うくらい、君とは気が合ったし、一緒にいて楽しい。君とこのまま歩いて行きたい。と思うのに、時間は掛からなかった。
「結婚してください。僕は、ただ君だけを愛しています」
記憶に残るようなステキな言葉は言えなかったけど、君は嬉しそうに頷き、僕に抱きつく。
幸せな未来への第一歩。これからは、君の笑顔がもっともっと見られるように、幸せにしようと思うのだった。


記憶の海

歩いてきた距離が長いほど、深くなる記憶の海。
昔の記憶ほど海の底に沈み、新しい記憶は鮮明に覚えている。
楽しい記憶は写真が記憶し、辛い記憶はイヤなほど昨日のことのように思い出す。
記憶は積み重なるにつれ、忘れていくものだけれど、愛するキミとの記憶は、どんなことでも忘れたくない。
忘れないように、僕は日記を書こうと思うのだった。

5/14/2025, 9:12:47 AM