みの

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「ねぇ、知ってる?」
そう、私に語りかけてきたのは同じクラスの女の子。
「月に願いをすると何でも叶うんだって」
彼女は、私に微笑みながら言った。
「ユナちゃん」
「今夜、お月様に願い事しよ」
彼女がそう言うと私は小さく頷いた。
そして私は夜、暗闇の中に輝く月に願い事をした。
「雪ちゃんと付き合えますように」と
私自身だって思っている、絶対に叶わぬ願いだとゆうことを。
翌日、彼女に彼氏ができた。
昨日の夜、彼女の家に来て告白をしたらしい。
なんでこんな恋しちゃったのかな、
はぁ、願いなんて叶わないんだから。
期待なんてしなきゃ良かった。
次は、普通の恋をしよ。
初恋だったのに
(フィクション&恋物語の続き) 月に願いを

5/26/2023, 10:44:19 AM