ずーんと気分が沈む木曜日。
あと1日で土日が待っているというのに
遠くて遅くて眠くて
何にも手が付けられない。
多分私は
大きな壁に当たった時、
壊すのでも
登るのでもなく
ピッタリとくっついて
石みたいな冷たい壁だー、と
よくわからないことを言うんだと思う。
瞬きすると外は暗くなる。
お得意の時間移動、別名、
睡眠をしたのだ。
とぼとぼ冷蔵庫まで歩き
ミルクティーをとって飲む。
毎日の終わりの楽しみが
ジュースを飲むことだけというのが
なんとも言えない。
身体は鉛みたいに重くて
鉛がどのくらいかは正確にわからないけど…、
ベッドに寝そべるだけで
溺れてしまいそうだった。
お気に入りの曲ばかり集めたプレイリストを
まだ眠くてしょぼしょぼする目を
擦りながら再生する。
しかしどれも今日の気分じゃない。
それでも聴き続けたのは
多分ただ暇だっただけ。
どこにでもありそうな曲ばっかり。
お気に入りの曲ってのは
結局その日の気分で変わるんだなぁと
目を瞑って思った。
あの曲が流れるまでは。
たまたまプレイリストが終わって
ランダム再生に変わっただけ。
それなのに
歌詞もリズムもどストライク。
しんみりした日でも全然聴けちゃう
ポップな感じの曲だった。
すぐプレイリストに入れて
何回もリピートして
眠りにつく瞬間まで
私の耳は音楽を聴いていた。
"Good Midnight!"
朝、顔は変わってない。
気持ちだけは昨日と違う私。
今日こそ負けない。
この1日頑張ってみせる。
5/22/2025, 3:26:48 PM