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母も父も寝静まった頃、
一人ベットで目を覚ます。
この一人という状態に寂しさを感じる
だから、両親の部屋へと足を動かす
両親の部屋の前で顔をひょっこりと出しては
寝息を立てる親を見詰め静かに部屋へと戻る。
自分の我儘で眠りを妨げるのは気が引けて
何時も一緒に寝ようとするのを止めてしまう
そんな時に、寂しさを紛らわしてくれるのが
窓から明るく照らす月。
夜で明るさに追いつけなく目が痛むのも
隣にある星を見詰めるのも
幼い頃、一人夜の時の特権だと思っていた。

3/7/2023, 2:12:12 PM