それは空の表情が鮮やかな日だった。
教室の床さえも茜色に染まるようだった。
私は何をしていたのだろうか。
とにかく、帰りは遅くなっていたようだ。
秒針がある時間を過ぎた時、
この教室にもう1人の人の存在に気が付いた。
いや、最初から分かっていたのかも知れないが、
ハッキリと意識したのはその瞬間だった。
私の瞳に映ったのは、
綺麗に切り揃えられた頭髪、絵画のように高い鼻、
顔の2割は占めていると錯覚する眼。
世間で言えば"美人"という一言で表すのだろう。
私はこの脳髄をフル回転させるが、この人に関する情報は少ない。
つまり、私はこの人についてもっと知りたくなったのだ。
3/12/2026, 2:28:01 PM