30秒で読める書物 I &ℹ︎

Open App

今日、飼っている犬の様子がおかしくて、明日病院につれていくことになった。きっと手術案件になるだろう。でも、今は父は4度目の離職(1度目の解雇)でお無一文。母は身体が弱くて動けず、私も精神病で動けず、布団からあまり出られない。でも、お金は消える。私達は布団の横に転がるペットボトルの水で生きている。

2年前は東京で必死に働いていた。男ばかりの職場で、シンナーを素手で扱う技術職。手や作業着がボロボロだった。「作業着が汚いのは作業が下手だから」
そんなことを上司は笑いながら言っていた。でも、私は生きていた。通勤片道1時間。なんやかんやで、自分は息を出来ていると思った。他の人は出来ない作業を出来る自分が誇りだった。

でも、いつしか身体は動かなくなった。今と同じ。
まるでゴミだった。ゴミになれるだけマシだ。きちんと使われたからこそゴミになれる。でも、今の私は?笑える?話せる?生きてる?植物?ゴミですら無いのなら、何?

人は生きるために働く。
生きていたいと思わない人間の選択肢をください。
せめて、今だけでも泣かせてください。神様。
助けてなんて言わないから。

2/27/2023, 3:42:22 PM