夢見てる

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微熱

朝起きてから気だるさと異様な寒気に頭痛が止まらない、まさかと思い体温計を取りだし脇に挟む。測り終わった音を出す体温計に表示された37.7を睨らみながら会社に休みの電話する、薬を飲みため息を吐きながら、布団に深く潜り目を瞑った。
朝より多少マシになった体を起こし、なにか口にするものはないか探していると、インターホンの音が静かな部屋に響いた、誰だろうか?怪訝に思いながら扉を開けると、肩で息をしてこちらを睨んでるtksmがいた。「え、どうしたの?」急いでチェーンを外し、そう声をかけると同時にtksmが私に抱きついた「なぜ俺に連絡をしなかった」と問いただす。戸惑いながら、心配をさせ仕事の邪魔になってしまうと思った。そう小さく呟き彼の顔を見ると、眉を顰め今にも泣き出しそうな顔をしていた。「そんな事は無い。俺のお前に対する気持ちを侮ってるのか」そう言い放ち、部屋に入ろうと言い靴を脱ぐ。
散らかっててごめんね、少し笑いながら言うと彼は俺が片すさ、とこちらを見ずに買ってきたであろう袋から軽い食べ物やゼリー、飲み物を机に置く。
「わざわざありがとう」と言いながらスプーンを取りだしゼリーを1口食べると、彼が口を開いた。「美味いか?」隣座った彼が私の頭を撫でる、ゼリーを飲み込みながらこくんと小さく頷きちらりと覗き見た彼の顔は、安堵の表情を浮かべていた、「今度からは俺にも連絡してくれ」頭を撫でる手を頬に添えぽつりとつぶやく「ごめんね」彼のあまりに安心したような顔に声色に罪悪感が募り謝罪の言葉を口にすると彼が私に軽く口付けをする。ぼっと顔が赤くなる感覚がする、パクパクと口を開き彼の顔を睨むが彼の愛慕に満ちた目線に堪らず俯く。この動悸と顔の暑さはどうにか微熱のせいに出来ないだろうか

tk

補足▶️
・肩で息をしてこちらを睨んでる
夢主の携帯に連絡をしたが返信がいつまで経っても来ないため走ってきた、いざ夢主を見るとかなり平気そうでちょっと怒ってる。連絡しろ!
・ こちらを見ずに~
「」の言葉を自分で言ってて恥ずかしくなっただけ顔がすごく赤くなってる。
・愛慕に満ちた目線
連絡しなかったのは怒ってるけど、自分の想像していた最悪が起きてなかったことに改めて安心して、ゼリーを美味しそうに食べてる夢主の顔が愛しい。

11/26/2021, 3:17:46 PM