るに

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今日は七夕。
どこかのイチャコラサボり魔らが
今日だけ会える日。
短冊に願い事を書くと叶う、
なんて言われてるけど
私は信じるつもりは無い。
まあでも、
気が変わって書くかもしれないから
短冊だけは持っておいただけの
いつもと変わらない日。
じりじりと暑くて
セミも鳴いてきた。
アイスなんか
ちょっと目を離した隙に溶けている。
ついてないなぁ。
ふと、
ガラスの冷蔵庫を見ると
ラムネ瓶のビー玉の中に
笹と短冊が入っていた。
すごい小さいやつ。
綺麗だったから
炭酸無理なのに買って、
帰りながらゆっくり飲んだ。
舌がピリピリと痛い。
あの手この手でなんとかビー玉を取りだし、
太陽に透かしてみた。
ビー玉の影が私の目の中に映り、
この世界には初めから
笹と短冊しか無かったように思えた。
家で寝っ転がると
すぐに寝ちゃって起きたら真夜中。
もう日付が代わったかもしれないけど
短冊を持っていたことを思い出し
何を思ったのか、
願い事を書いてみることにした。
"Good Midnight!"
クソみたいな人生と毎日だったけど、
私が幸せになれるまで
私が死にませんように、
年に一度の願い事。

7/7/2025, 3:38:37 PM