ハッピーエンドが来ようとも
私の長い旅は続く。
雑貨は面白い。
ボトルも懐中時計も
いくつあってもいい。
たまたま寄ったその店は
雑貨っぽい雑貨で
世界を透かして見てみるには
丁度いい品物ばかり。
店員さんはフクロウに似ていた。
隅にはカフェのようなところもあり、
居心地が良かった。
無口だけど気の合う店員さん。
私の旅の手助けを
少しだけしてくれた。
役に立つ雑貨を用意してくれたんだ。
それから長い間歩いた。
港に着いた時は
船に乗ろうか迷った。
私はやっぱりこう、
わちゃわちゃとした空間が苦手だ。
船に乗るってことは
わちゃわちゃとしてるということ。
10分ほど迷っていたら、
タクシーの船版っていうのかな。
適当に行き着いた先で下ろしますみたいな。
好きにしていいよっていう
自由でありつつ、
賑やかさはあって
でも落ち着いた雰囲気の船が来た。
私はすぐに乗り込んで
操縦している人に
どこの港がいいか聞いてみたりした。
"Good Midnight!"
こうほのぼのと
のんびりと旅をすることは
私が生きていると実感するため。
実感するためなら
何処へでもこの足を動かして
歩いていくよ。
9/30/2025, 3:25:17 PM