未来莉つき

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〔ありがとう、ごめんね〕

今日は僕の人生において重大で、僕は今日の事を一生覚えているだろう。
なぜなら今日は…親友が死んだ日だからだ。
僕は昨日、親友と喧嘩してしまった。そして…今日、親友が死んだ。
僕はまだ、親友に言いたい事も、伝えたい事も言えてないのに。
ただ一言「ごめん」って言えばよかったんじゃないか?
なんで言わなかったのか、今は過去の自分を悔やむ事しかできない。

その時僕は、あることを思いついてしまった。
言いたい事、伝えたい事を親友に直接言う方法。

……僕が、___をする事…。

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あの重大な日から、今日で丸2ヶ月経つ。
僕まだ、あの方法を実行に移せていない。
でも、……いや、今僕は決めた。決行は1か月後。親友が死んでから丸3ヶ月の日。

今思えば、丸1年の時にすれば、確実だったかもしれないと思うが、その時はそんな余裕はなかったのだろう。
そんな事考えてもいなかった。

そして当日。
今日はあの方法を……自○を実行する日だ。
大丈夫、きっと上手くいく。僕は決めたんだ。今更迷ったりしない。


ありがとう、親友。そして、ごめんな、親友。
「僕は……僕は、決めた!___ 」
プツッという何かが途切れたかのような小さな音が聞こえた。
僕の心の暗闇には、その小さな音が響き渡った。

12/9/2024, 2:36:46 PM