人間を信じられなくなった人の話
ある日を境に、僕は《嫌われ者》なった
変な噂が流れて
僕を殺したいとまで思う人も出てきた
その状況が、すごく怖かった
真っ暗な人の波に
いつも流されては苦しむ僕がいる
「僕だけは、貴方の味方です」
そう言ってくれた《光》がいた
そいつもまた人間で、信じていいのかわからなかった
だけれど君は
「ほら、手を取って
貴方に似合うのはこんな世界じゃない」
少しだけ疑っていたけど
君はいつも、ずっと
僕の味方でいてくれた
ああ
今回は安心して人間を信じることができるよ
ありがとう
今は亡きやわらかな光の君へ
10/16/2023, 1:59:05 PM