ほこり

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 私の視線の先には、いつもあなたが居てほしい。君は見ていて面白いからさ。

 あの頃、何かと君はすぐ私の所にやってきたよね、ちょっと嬉しかったよ。君には私しかいないのかなって。
 でもね、いま君には軽口を叩ける相手が私以外にもいる。成長したね。寂しさはあるけれど、私に依存しなくて良かった。本当に。
 もう君には私の存在は必要ないと思うの。だからさ、もう私に構わないでよ。面倒なのよ、煩わしいのよ。もう、苦しいのは嫌なの。
 
 私があなたに依存してしまう前に、どうか、終わらせて。
 手遅れでもさ、関係を終わらせてしまえば諦めもつく。私は見ているだけでいい。
 私には、君と笑い合える資格がないから。

7/19/2022, 11:05:26 AM