星空の下で
朝から人生で1番ツイてない日だった。
目覚ましがいつもより遅れてて、
こんな時に限って信号は赤ばっかで、
遅刻した挙句、仕事では失敗しまくって、
温厚な上司がさすがにブチ切れて、
なんにも身が入らなくて、
出先から帰ってきたらスマホがなくて、
会社中探し回って、気づいたら仕事が溜まってて残業する羽目になり、帰りは23時。
もう日付が変わる。
結局スマホは見つからなくて、もう何もかも嫌になって上を向いた時、そんな俺の頭上には数え切れない程の星が爛々と輝いていた。
その圧巻の景色に一瞬、今日の悪夢みたいなできごとを忘れ去った。
「スマホなんか、なくてもいいじゃん。こんな景色子供ん時以来、見てなかったな…。」
次の日、早めに仕事に行くとあんな探し回ったスマホが俺のデスクの中からポロッと出てきた。
なんかもう1周まわって面白くなって、まだ誰も来てないオフィスの中でひとり大笑いした。
4/5/2026, 10:57:52 AM