ゆいに

Open App

「ラブソング」

<LINE画面>

新人「ねむいです。」

部長「ゴールデンウィークに深夜アニメ観てたんだろう。明日からキツいぞ、早よ寝なさい。」

新人「今からお布団入ると上手くするとジークアクス始まる頃に目が覚めたり…」

部長「寝ろ!」

新人「リベンジ不眠なので[やったぞ感]が満たされないと眠れないんですよ…」

部長「お前はいつでも好きなことしかしてないだろ」

新人「ゲージが…ゲージが満たされない…」

部長「満タンになると必殺技が出るのか」

新人「ピーガガガ…
<ザッピングが始まる>


<隣宇宙、smile markのアパート、相変わらず宇宙猫Kはテレビに向かってSwitchをやっている>

K「近所のご婦人に情報を頂いて都市伝説センター始めたんですよね」

smile mark「人気なんだってね。どこまで進んだの。」

K「冒頭でおかっぱの可愛い女の子が押しかけてきてセンター長の部屋でファイルを探し始める所ですかね」

smile mark「もしかして全然進んでないんじゃない?」

K「一年Switchやっといてなんですが、ボクゲーム苦手かもしれません。」

smile mark「ゲームが好きか嫌いかわかるのに一年かけたんだ」

K「もしかしたら自分の中に隠れたツボがあるかと思って。あと何より、

テレビ画面観てないと自然、smile markと顔を合わせることになるので。」

smile mark「もしかしておれのことも」

K「苦手ではないですが自分の中のどこにツボが隠れてるのかわからないなと思って」

新人「そういう時は二人でジークアクス観たら良いですよ。」

<時空の歪みから無理やり現れたパジャマ姿の新人が無理やりDVDデッキのリモコンを操作してジークアクスの録画予約をして去っていく、口遊むのはplasmaとびだーしてゆけーうちゅうのかなーたーラブソングではないし宇宙猫と同居人の間には愛も友情も草木も生えない>

5/6/2025, 12:29:04 PM