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 〈言葉にできない〉

  信仰は礼賛とちがって、言葉にする必要がない。

  言葉にする。
  つまり、形ない無窮の空想を、実在に変換する。
  天に放しておけたものを、地に引きずり下ろす。

  批判じゃありません。虚勢であるのです。
  だって、この信仰。ないしわたしの煮えたぎる
  感情のなかでは、それすらできそうもない。

  自分の心臓のより、奥。うんと狭い核を突かれ、
  衝かれ。ひとは、それを憑かれたようだと言う。

  たしかに病的です。ときに押し黙り、ときには
  ひたすら雄弁を装って衒学じみた話をする。

  けれどね!それもこれも、光にあてられたせい。
  ひとの知る神の名前と、あなたの名前は、
  一文字たりとも合ってなんかいやしませんけど。

  だからこそ、余計に言葉を失う。
  わたしだけの神さま。わたしだけの信仰。
  できないことを必要がないと言い換えて、祈る。
  射抜かれたこひつじを、拾われますよう!

4/11/2026, 7:06:41 PM