『届かぬ想い』
わかってた―――
振られることぐらい
あの人にはあの人の好きがあるし
その好きを射抜けるほどの人が
……やっぱりいる
傷つきたくなんてもちろんなかった
だけど後悔はもっとしたくなかった
遠回しな言い方もアプローチもやめ
私らしくない私のアピール
今ある私の熱意と努力を全てぶつけた
私の全力だった
―――――――――はずなのに
自分でもわかる
声は震えるし、オドオドして、
自分の精一杯はほぼ小声、
本の十数秒の時間はスローモーション
酷く長い時間に感じた
恥をかいて、恥をかいて、
そして…………恥をかいた……
穴があったらそれに入り
そのまま埋めて欲しいほどだった
……時間が経ってしばらくすると
私は後悔だけはしてないことに気づいた
まだちゃんと諦めるの域には
達してないけど……
………うん、歩ける
私は……きっと、
私にしては……頑張ったんだと思う
それだけは、褒めていたい―――
〜シロツメ ナナシ〜
4/16/2026, 5:56:39 AM