霜月 朔(創作)

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カレンダー


壁に掛けられたカレンダー。

カレンダーに並ぶ、
数字を眺める度に、
貴方が居ない日々の長さを、
実感します。

そして。
一週間とは、
一ヶ月とは、
一年とは、
こんなにも長かったのか、と。
カレンダーを捲る度に、
溜息を吐くのです。

季節は巡ります。
昔は楽しみだった、
お正月も、お花見も、夏祭りも、
ハロウィンも、クリスマスも。
貴方が隣にいなければ、
それらは、単なる、
365日の中の1日にしか過ぎず。
どんな日々も、
淡々と過ぎていくのです。

そして。
すっかり心躍らなくなった、
カレンダーを眺め、
貴方が居なくて、
色褪せてしまった日常を、
私は、今日も過ごすのです。

9/11/2024, 5:31:10 PM