宇宙って怖い。
こんな小さな星の小さな国の小さな町でうずくまっているような僕には、無限に広がる宇宙が怖くてたまらないんだ。
でもそんな宇宙だって、実は考えもしないような大きな存在の手のひらの上にあるだけなのかもしれない。
僕は小さい。
無力な存在。
どんなにあがいたって手のひらの宇宙に煌めきひとつ起こせやしないだろう。
いつかぱちんと手のひらが閉じられるかもしれない。
抵抗なんて無意味だ。
誰が何をしたって変わらない。
だから今日も僕はここでうずくまっている。
なんて、言い訳探しもそろそろ飽きてきたな。
▷手のひらの宇宙
1/18/2025, 3:51:00 PM