共にいる日々が
続くほどに増えてゆく
贈りあった想いたち
この時計は
珍しく暖かかったあの冬の
クリスマスに贈ったもの
少し軽装で、
きらびやかな街を
二人歩いたこと、
今でも覚えている
あんなにイルミネーションが
綺麗だと思ったのは初めてだった
あなたが贈ってくれた
美しい黄金のような香水
華やかで、しっとり甘くて
少しムスクが香るのが好きだった
つけて歩くたびに
あの夜を思い出すの
何回目の再会記念日
記憶を纏うから、
贈り物って美しいのね
記憶を纏うから、
贈り物って醜くなるのね
「あなたへの贈り物」
1/22/2025, 6:20:27 PM