あるまじろまんじろう

Open App

 雑居ビル、錆びついた非常階段の踊り場で、小さく欠伸をたらしながら、吐息が白くとりまくのを見て冬というものの到来を思い知った。上空から見える隘路の繋がる大通りは昨晩の雨のために濡れていて、冬朝は面白い。透明な太陽の光線を水滴に浴びて地面がきらきら白やむのだ。



愛情

11/28/2024, 12:43:51 AM