手を繋ぎ、暗闇を歩く。繋いでいる人はもういないあなただった。あぁ、これは夢か。そう直感する。このままずっと歩いていたい。夢から覚めなければずっとあなたと居られるのに⋯。そんなことを思った時、ストンと落ちる感覚に襲われる。どんどんと沈んでいき、どんどん下へと「落ちていく」。目が覚めた。手にはまだ少しあなたの温もりが残っている。ずっとあの夢を見ていたかったのに⋯。そんなことを思いながら、今日も重い体を起こす。
11/24/2024, 9:24:20 AM