ほむら

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彼が私を甘やかしてくれる時は、ギュッと抱きしめながら頭を撫でてくれる。私に触れる優しい手と、じんわりと伝わってくる彼の温もりが心地良い気分にさせる。そして、時に優しく、時に熱っぽく私に対する愛を囁いてくれる。

「俺は貴方の全てが好きですよ。可愛らしい笑顔も、優しい声も…」
「ありがとう、でもそんなに褒められると照れちゃうよ」

いつも彼は私のことを褒めてくれる。それも一言だけではなく、細かく具体的に褒めるので、聞いているこっちが恥ずかしくなるレベルなのだ。笑顔や声について言われる時はまだ軽い方で、宝石のような瞳や絹のように滑らかな肌ともてはやされた時には顔を真っ赤にして照れてしまった。

「本当に、あなたは私のことをよく見ているね」
「もちろんですよ。俺は他の誰よりも、ずっと貴方のことを愛していますから」

色々囁かれた中でも、シンプルに愛してると言われる方が、よりドキドキするように感じた。ロマンチストではある彼だからこそ、飾らない言葉で真っ直ぐに想いを伝えた時の方が私の心を掴んで離さないのだろう。だから、私も微笑みながらこう返した。

「私も、あなたのことを他の誰よりも、ずっと愛してる」

テーマ「誰よりも、ずっと」

4/9/2024, 11:10:15 AM