わたしたちは、この世界に生まれ落ちたとき、“こころの色”は透明だった。何色にも染まっていなかった。
すくすく成長して、”ものごころ“がついてきたころ、透明だった“こころの色”は色をつけ始める。
この世界で生きていくなかで、たくさんの人と関わり、たくさんのことを教えられ、たくさんのことを学ぶ。
その過程のなかで、わたしたちは出来事から自分なりの解釈をする。その解釈が、“こころの色”となる。
“こころの色”は、一度色を塗ってしまったら、大きな色の変化は起こせない。
わたしの”こころの色”はいつのまにか濁っていた。これまで歪んだ解釈をしていたからだ。歪んだ解釈は、”こころの色“となってわたしとともにあった。
この歪んだ解釈は、固定観念や常識という言葉として、この世界を蔓延っている。これにより、自分もこれに従って生きていかなければと思い、自分の行動が制限されている。つまり現代の日本は、生きにくい世の中である。この解釈は急には変えられない。
ところで、人生の転機はいつだろう?この質問に対して、私はこう答えたい。人生の転機は、経験をしてきた全ての時間だ。大きな出来事はあっても、それは「”特出したら“このときだ」というものしかない。
”こころの色“は少しづつしか変えられない。だからこそ、丁寧に色を塗り直していくことができるし、きっとその過程の全てが世界と自分をつなぐ架け橋になるから。
“こころの色”は、もう透明に戻すことはできないけれど、透明だったら、気がつくことができなかった大切なこともあるから。
”透明じゃないこころの色“は、わたしたちを苦しめるときもあるが、幸せにするときもある。
そして、それは人生を豊かにすると信じて生きていきたい。
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3/13/2025, 1:55:46 PM