任務終わり、夕陽が綺麗な時計塔でアイスを食べる。
いつからそうしていたか分からない。
でも落ち込んだ時に彼が連れて来てくれた事だけは今でも鮮明に思い出す。
「今日は1人かな」
ロクサスと会う時もあればアクセルに会う時もある。
勿論、3人でアイスを食べる時だってある。
「1人だとちょっと、寂しいな」
夕陽を眺めていると更にそんな気持ちにさせる。
もう帰ろうかと考えていたら隣に赤い髪の彼がやって来た。
「お疲れさん」
「アクセル!」
「今日は誰にも会えないかと思った」
お城に帰れば会えるけどやっぱりここは特別な場所。
楽しかった事、嬉しかった事、アクセルになら不思議と全部話せる。本当に思ってる事なのかまだよく分からないけどアクセルは嫌な顔せずに聞いてくれる。
「今日はここに来ればお前に会えるんじゃないかって思って来たんだ。」
“来て正解だったな”って笑って今日も私たちは夕陽を見ながらアイスを食べた。
-わたしの当たり前-
7/10/2024, 3:36:52 PM