これからも、ずっとぱっと瞼を開いた瞬間、早朝の光が目を射すそう確信できるのは、いつもの言葉にならない焦りや不安がないから今の家康様ならば、望む未来を自身の手で拓いていけると信じているからだったこの乱世が終わったらどう生きるかーー未来を見据える者たちの輝く瞳がそこにあった話している間も、視線はずっと手元に落とされたままその姿にもう迷いはなくて、当主として、天下人として大きく変わったのだと感じる。
4/8/2023, 12:17:52 PM