あの時、小学6年生で友達が引っ越して離れ離れになった私達はそれからも絆を求め合うように私達は友達だって言うように結構のペースで文通を続けていた。
一年後もニ年後も文通が途切れることはあったけどふとした時に元気かな?
って思ってどちらからかともなく手紙を書いていた。
中学生になっても私達はまだスマホを買ってもらえなくて、高校生でスマホを持っていたお姉ちゃんからは「今時文通とか古い」だなんて馬鹿にされたけどそれでも気にしなかった。
ポツポツと手紙のやり取りが続いているころにお互い高校生になった。
お互い「これからはスマホで連絡できるね!」って新しい手段に喜びあった。
それから私達の連絡する機会は極端に減った。
別に手紙の頃もそんな頻繁に文通してたわけではなかったけれど、スマホを手にした私達はスマホがあるからこそ、すぐ手に取って連絡できる手段があるからこそお互い自然と連絡しなくなっていた。
なんだかそれを寂しく思いながらもまあ友情が消えたわけではないしな。なんて思ってた。
スマホ便利だし助けてもらえる面も多いけどスマホ場面によってはなくていい、もうこれ以上進化してもらわなくていいのになんて思ってしまう部分がある。
10枚以上はある友達からの可愛い便箋が私の手紙入れの箱に眠っている。
2/18/2025, 12:09:28 PM