君との電話。安心するその声。とても安心する。けど…物足りなさも、感じてしまう。
あぁ…「会いたいなぁ…」
「え?」と、君の声。その後笑ったように、「じゃあ、待ってて。」
そう言ってきられる電話。私、何かしちゃった?もっと君の声が聞きたい、その安心する声で、私に話しかけて欲しい。
悲しくなって布団を被る。あぁ、寂しい、寂しい。会いたい…
突然かかってくる電話。「外見て!」
なんだか息が上がってるみたい…もしかして…
カーテンを開けると、綺麗な満月と、小さな星が浮かぶ、漆黒の空。
窓を開けて外を見ると、道路に誰かが止まってる。
「会えたね!」
あぁ、君の声が、本物の声が私の鼓膜を震わせる。
その震えが、むず痒くて、嬉しくて。もう真夜中のはずが、眠さは無くなっていた。
この時間に来てくれる、あなたが好き。真夜中の0時近く、この時間…ミッドナイトっていうらしいけど、あなたの優しさが、身に染みる。
「話そうよ!」
夜中の、静かな時間。二人だけがこの世界にいるみたい。心地いい時間が、二人の間に流れていた。
1/26/2024, 10:56:50 AM