照明がほんのり点いている暗い自室。
どうやら、私はいつの間にか寝てしまったらしい。
頬に、何か違和感を感じる。
確か……寝ようと思ったら、最近会社で起きた嫌な事を思い出して、涙が出てきて……。
そのまま泣き疲れて寝てしまったのだろう。
頬に感じた違和感は、涙の跡……か。
スマホの画面を開き、時間を確認すると、まだ0時にもなっていなかった。
なんだか寂しくなり、彼氏に電話しようかと思ったけど、さすがにこの時間は迷惑が掛かるし、寝ているかもしれない。
なので、彼氏から貰った励ましボイスを聴くことにする。
「いつも頑張ってて偉いな。そんな頑張り屋さんのお前が大好きだ。だけど、あんまり頑張り過ぎるなよ?辛い時は、いつでも俺が励ましてあげるから」
「うん……ありがとう……」
彼氏の励ましボイスを聴いて、心が温かくなる。
目を瞑り、彼氏のことを考えながら、私はゆっくり眠りへと落ちていった。
7/26/2025, 11:23:38 PM