指切りをした。足元にある、掘り起こされた土を見おろしながら、軽快な口ぶりで「嘘ついたら針千本のーます!」と唱える。離れた小指を恋しく思いながら、傍らに転がる麻袋を引きずって、穴へと落とす。「一生ものの思い出だね」「一生ものの約束だね」見つめ合って、笑い合って、掘り返した土を元に戻していく。湿った土の匂いが、肺腑を満たす。
5/3/2026, 2:43:42 PM